Day Surgery for Nasal Conditions

通常は入院が必要とされる鼻や副鼻腔の手術ですが、当院では日帰り手術が可能です。近年、手術はより低侵襲で短時間になり、多くの方が通院感覚で治療を受けられるようになりました。
当院の手術は、全身麻酔でも痛みがなく、安全性にも配慮。手術後は2日ほどの安静が必要ですが、多くの方が3〜4日で社会復帰されています。来院からお帰りまでの平均所要時間は約5時間。負担を最小限に、生活の質(QOL)を損なわず治療を受けていただけます。
まずはご来院いただき現在のお鼻の状態を確認いたします。
診察予約はネット上で可能です。
まず、身体診察・CT検査・採血などを行い、手術が安全に実施できるかどうかを確認します。当院では、患者様の意思を尊重し、無理に手術を勧めることはありません。お鼻の状態をしっかりと診察した上で、必要と判断される場合にのみ手術をご提案いたします。
血流検査・心電図検査・胸部レントゲン検査・鼻腔通気度検査を行います。術前検査で特に問題がなければ、予定通り手術を行います。
手術当日は、原則として絶飲絶食となります。全身麻酔を使用するため、胃の内容物が肺へ逆流して起こる誤嚥性肺炎を防ぐ目的で、胃を空の状態にしておく必要があります。絶飲絶食の詳細なスケジュールについては、医師の指示に従ってください。
手術は、事前にご案内した日程にご来院いただき、基本的に全身麻酔下で行われます。
手術後、処置が終了し体調が安定していることを確認した上で、ご帰宅いただけます。多くの方は、術後約2時間ほどの経過観察でお帰りいただけるケースが一般的です。ご帰宅の際は、ご家族など付き添いの方の同伴、もしくはタクシーでのご帰宅をお願いしております。
また、手術日を含めて2日間は安静にお過ごしいただくようお願いいたします。
万が一、体調に変化や異常を感じた場合は、速やかに当院までご連絡ください。
術後、3〜4日目に鼻の中に入っているスポンジを取ります。
術後は、お鼻の経過観察やお薬の処方のため、定期的な通院が必要となります。
担当医師の指示に従い、再診日には忘れずご来院ください。
※術前検査は手術日より約1か月前に行います。血液検査、心電図、胸部レントゲンに異常がある場合、持病がある方は、内科やかかりつけ医にご紹介いたします。

当法人は3つの耳鼻咽喉科クリニックを運営し、2018年から2024年で2194例の鼻内視鏡手術を実施。2024年は598例の実績があり、専門医が正確かつ安全な手術を行います。
手術は麻酔科専門医による全身麻酔で行うため、痛みや不安を感じることなく受けていただけます。
被爆の少ないCTや高性能内視鏡(4Kシステム)、ナビゲーションシステムなど、高度な機器を完備し、安全で精密な手術を実現します。
鼻づまりや嗅覚障害の原因をしっかり見極めるために、予約優先制で診察時間を確保。丁寧な診療を心がけています。
当法人は現在6名の専門医が在籍し、難しい症例もカンファレンスで検討。多角的な視点から最適な治療を提供します。
慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎の鼻水、くしゃみを引き起こす神経を切断する手術方法です。後鼻神経は、蝶口蓋孔という鼻の奥の穴から動脈と併走し、鼻の中に分布します。
後鼻神経の切断方法は、
①本幹で動脈と神経を同時に切断する
②本幹で動脈は温存し、神経のみを切断する
③下鼻甲介に分布する末梢枝を選択的に切断する
という方法が行われております。
動脈と神経を同時に切断する方法が、もっとも神経切断の取り残しが少なく、より効果が期待できますが、その反面術後出血のリスクが高くなります。近年の論文では③の手術でも十分に治療効果が期待されるとの報告があり、当院では症例に応じて、手術方針を検討し最善な治療を行っております。
蓄膿症とも言われる慢性副鼻腔炎は、風邪をひいた時などにウイルスや細菌に感染して副鼻腔に炎症が起こるものです。慢性化すると鼻腔内に鼻茸と呼ばれるポリープができ、さらに鼻づまりがひどくなる事もあります。また最近ではぜんそくなどアレルギーが関与した好酸球性副鼻腔炎という新たな考え方の副鼻腔炎が増えており、嗅覚障害、鼻づまりから始まり鼻腔内にポリープが多発するなどの症状や所見が強くなっていきます。これらの慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎において、すべての副鼻腔を開放し膿がたまらないようにする副鼻腔根本手術を行います。
鼻中隔弯曲症は日本人の大半が持っている症状ですが、極度な弯曲は鼻腔内の換気に影響を及ぼします。通常狭い側が鼻づまりを起こしやすくなり、いびきや睡眠呼吸障害を起こすこともあります。曲がっている鼻中隔の骨と軟骨を除去する手術で、手術後は、鼻腔の隔壁の一部が粘膜のみになります。
鼻の穴には左右一つずつ下鼻甲介というヒダがあります。下鼻甲介は粘膜で覆われており、アレルギー性鼻炎の時などにはこの鼻粘膜が腫れあがってしまい、鼻腔をふさいでしまいます。下鼻甲介の中にある下鼻甲介骨を切除することで、下鼻甲介を減量させ鼻の通りをよくします。粘膜へのダメージが少なく、かつ下鼻甲介の容積を縮小させることができる手術法です。
以下に該当される方は、手術の前後に特別な管理が必要となる可能性があります。
医師の判断で関連医療機関にご紹介させて頂き、入院が必要になる場合があります。
[高額医療費について]
下記の表の上限額を超えた費用は医療保険から支払われます。
患者負担割合及び高額療養費自己負担限度額(現行)
70-74歳
2割75歳以上
1割(※4)
18,000 (※5)
[年14.4万円(※6)]
57,600
[多数回該当:44,400]
24,600 15,000
| Kコード | 鼻の手術 | 点数 |
|---|---|---|
| 344 | 後鼻神経切断術(経鼻腔的翼突管神経切除術) | (片側)30,460点 |
| 347-5 | 内視鏡下鼻腔手術1型 | (片側)7,940点 |
| 347-3 | 鼻中隔矯正術(内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型[骨、軟骨手術]) | 6,620点 |
| 347-8 | 鼻中隔矯正術(内視鏡下鼻中隔手術Ⅲ型[骨、軟骨手術]) | 29,680点 |
| 340-3 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅰ型(副鼻腔自然口開窓術) | (片側)3,600点 |
| 340-4 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅱ型(副鼻腔単洞手術) | (片側)12,000点 |
| 340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的[複数洞]副鼻腔手術) | (片側)24,910点 |
| 340-6 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) | (片側)32,080点 |
| 370 | アデノイド切除術 | 1,600点 |
[手術はすべて「保険適応」です]
当院で行っている治療、手術はすべて保険適応(保険がきく)の治療になります。保険適応の治療とは国が承認している治療で、その費用は国が決めています。通常でしたら 自己負担額は3割で、残りの7割は保険者もしくは国が負担をしています。
[生命保険の保険金請求について]
・ 日帰り手術の場合
【日帰り入院】の対象にはなりません。
当院には入院施設がない為、「日帰り入院」の対象にはなりません。保険会社の診断書は、外来扱いで記入します。手術に対する保険については通常通り記入いたします。
・ 入院しなければ給付されない場合
当院は『地域包括ケア病床』を利用し、1泊入院する事が可能です。
予約が必要となりますので、希望される方は事前にご相談ください。
| 手術術式 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術(1~4型)(ESS) | 341 | 236 | 157 | 145 | 82 | 122 | 19 | 1102 |
| 経鼻腔的翼突管神経切除術 (PNN) | 922 | 640 | 454 | 407 | 324 | 324 | 46 | 3117 |
| 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術)(CON) | 417 | 271 | 172 | 145 | 100 | 127 | 20 | 1252 |
| 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術)(DEVI) | 541 | 273 | 262 | 247 | 178 | 182 | 21 | 1704 |
| 合計 | 2221 | 1420 | 1045 | 944 | 684 | 755 | 106 | 7175 |
| 症例数(人) | 598 | 475 | 322 | 302 | 225 | 237 | 35 | 2194 |
※1症例につき複数個手術を施行している場合があります
※鼻中隔手術以外は片側で1件で算出しております
※ESSとPNNを同時に行った場合はどちらか一方で算出しております

くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状を引き起こす鼻炎には、さまざまな原因があります。なかでも最も多いのが「アレルギー性鼻炎」です。そのほかにも、寒暖差やストレスによる自律神経の乱れが原因で起こる「血管運動性鼻炎」や、風邪などによって一時的に起こる「急性鼻炎」などもあります。ここでは、最も多くみられるアレルギー性鼻炎についてご説明します。まずは問診を行い、症状が出る時期やきっかけなどをうかがいます。その内容から原因がはっきりすれば、その時点でアレルギー性鼻炎と診断できることもあります。原因がわかりにくい場合は、血液検査などを行って詳しく調べたうえで診断します。
診断結果と症状の程度に応じて、以下のような治療を行っていきます。
①予防的な治療(アレルゲンを避けるなど)
②お薬による治療
③アレルゲン免疫療法(体質改善を目指す治療)
④手術による治療
患者さん一人ひとりに合った方法をご提案いたしますので、ご不安な点があればお気軽にご相談ください。
通年を通して薬による治療があまり効かない重症の方が、手術治療の対象になります。
たとえば、
など、できるだけ早く症状を改善したいとお考えの方には、舌下免疫療法よりも「手術治療」をおすすめしています。なかでも「レーザー治療」は、短時間で終わり、比較的手軽に受けられるというメリットがあります。ただし、効果は半年から1年ほどで徐々に弱まることがあります。また、鼻中隔(鼻の中央のしきり)が大きく曲がっている方には、無理にレーザーをあてると癒着(鼻の中の組織がくっつくこと)や悪化を招く可能性があるため、慎重な判断が必要です。
手術治療の詳細については、こちらをご覧ください。

鼻の奥にある「副鼻腔(ふくびくう)」という空間に炎症が広がると、にごった鼻水や鼻づまり、頭痛、のどの奥に鼻水が流れ込む(後鼻漏)、においがわかりにくくなる(嗅覚障害)など、さまざまな症状が出てきます。副鼻腔炎には、風邪が原因で起こる急性副鼻腔炎のほか、3カ月以上症状が続く慢性副鼻腔炎、さらに、好酸球性副鼻腔炎(アレルギー体質の方に多いタイプ)、歯が原因で起こる副鼻腔炎(歯性)、カビが関係する真菌性副鼻腔炎など、いくつかのタイプがあります。まず、問診で症状や経過を確認した後、鼻の中をファイバースコープ(細いカメラ)で観察し、膿(うみ)が出ていないか、「鼻茸(はなたけ)」と呼ばれるポリープができていないかなどを調べます。さらに、レントゲンやCT検査で副鼻腔の状態や、炎症の広がりを確認します。慢性副鼻腔炎の治療では、これまでに十分な治療を受けていない方には、まず「マクロライド系抗生物質」というタイプの薬を、少量ずつ2〜3カ月間飲み続ける治療から始めます。この治療法は、重症でなければ約7割の方に改善が期待できます。マクロライド系抗生物質は、単に細菌を退治するだけでなく、鼻の粘膜の機能を整えて、自然な排出機能(自浄作用)を高める働きがあるのが特徴です。
さらに、日常生活では、
このような保存的治療(手術をしない治療)で効果が見られない場合や、すでに保存的治療を受けても改善がなかった場合、手術による治療を検討します。また、最初から手術が必要と判断されるケース(例:鼻の中に大きなポリープがある場合、好酸球性副鼻腔炎、高度な鼻中隔のゆがみがある場合など)もあります。
手術に関する詳しい説明は、こちらをご覧ください。

鼻出血の多く(約70~80%)は、鼻の中の壁(鼻中隔)の前の部分から出血します。残りの約20~30%は、鼻の奥の方からの出血ですが、鼻の構造が複雑なため、出血している場所がはっきりとわからないこともあります。出血の場所が特定できた場合は、お薬や電気でその部分を焼いて止血を行います。出血部位が特定できないときは、ガーゼや綿を鼻に詰めて圧迫止血を行うこともあります。小さなお子さんの鼻血は、ほとんどが鼻の前の「キーセルバッハ部位」からの出血ですが、あまりひどくなければ処置をせずに様子を見る方針です。これは、処置をしても傷口を触ってしまうことで化膿や再出血のリスクがあるためです。
これらの症状が一つでもあれば、迷わず病院に行くことが大切です。

いびきは、眠っている間に鼻やのど(上気道)を空気が通る際、主に軟口蓋(なんこうがい)や口蓋垂(こうがいすい:のどちんこ)が振動することで生じます。いびきには、呼吸の障害を伴わない「単純いびき症」と、呼吸が一時的に止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の2つのタイプがあります。日中に強い眠気がある、疲れやすいといった症状がある場合は、睡眠中に無呼吸になっている可能性があります。SASがあると、脳や心臓に関わる病気のリスクが高くなることが知られています。
当院ではまず、問診と鼻・のどの状態の観察を行います。ご家族やパートナーから「眠っているときに呼吸が止まっている」と指摘されたことがある方や、日中の眠気が強い方には、睡眠時無呼吸の有無を調べる検査をご案内いたします。
一方で、睡眠時無呼吸の可能性が低い場合や、いびきのみが気になる方には、ご自宅で手軽に確認できる無料のスマートフォンアプリをご紹介しています。このアプリは、就寝時に枕元にスマートフォンを置くだけで、機械やチューブを体に装着する必要はなく、ご自身のいびきを録音・確認することができます。「自分のいびきが実際にどのようなものか知りたい」という方にもおすすめの方法です。


CPAP(持続陽圧呼吸療法)の適応とならない方や、いびきのみが気になる方には、次のような治療方針をご提案いたします。
1.鼻に症状がある場合
鼻づまりや鼻炎などの症状がある場合は、まず鼻の治療を行います。治療方法には、内服薬、点鼻薬、必要に応じて手術が含まれます。
2.肥満が関係している場合
体重の増加が原因と考えられる場合には、減量が重要です。目安として、20代の頃より体重が10kg以上増えている場合は、減量によっていびきや睡眠の質の改善が期待できます。
3.飲酒を控えること
アルコールには筋肉をゆるめる作用があり、気道がふさがれやすくなります。そのため、いびきが悪化することがあります。就寝前の飲酒を控えることが改善につながる可能性があります。

| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AM(9:30~12:30) 最終受付/12:15 |
外来 | 手術 | 外来 | 外来 | 手術 | 外来 |
| PM(14:00~18:00) 最終受付/17:45 |
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[診療時間]
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[休診日] 土曜午後、日曜祝日
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